紹介会社の選び方
重要事項説明書をもらったけれど、どこを見ればいいのか分からない。

まず結論
- 1施設と自治体で手に入る
- 2入居者・退去先・夜勤を見る
- 3数字は記入日時点のもの
重要事項説明書は、有料老人ホームの職員の体制・入居者の状況・費用・契約の形を、国が示した様式にそってまとめた書類です。施設に頼めばもらえるほか、自治体のホームページで公表されていることもあります。まず「入居者の状況」「前年度の退去者の状況」「夜勤の職員の人数」の3か所を見ると、その施設がどんな方を受け入れ、どこまで暮らしを支えてきたかの手がかりになります。
どこで手に入るか
有料老人ホームは、入居の相談があったときに重要事項説明書を渡すことになっています。見学や相談のときに「重要事項説明書をください」と頼んで構いません。契約の日に初めて見るのではなく、事前にもらって家で読んでおくと落ち着いて確かめられます。
自治体のホームページで読めることもあります。大阪府は、府が担当している地域の有料老人ホームについて、施設ごとの重要事項説明書をホームページに載せています。大阪市など、市が担当している地域は、市のホームページや窓口で確かめます。大阪市は毎年、7月1日時点の重要事項説明書を市に出すよう施設に求めています。
皇寿の施設ページでは、これらの公表情報から入居者の状況・職員の体制を施設ごとにまとめています(大阪府の施設を探す)。
入居者の状況から読めること
| 項目 | 書いてあること | 読み取れること |
|---|---|---|
| 要介護度別の人数 | 自立・要支援1〜2・要介護1〜5ごとの人数 | どのくらいの介護度の方が多く暮らしているか。要介護4・5の方が多ければ、重い介護にも慣れている目安になる |
| 年齢別の人数・平均年齢 | 65歳未満から85歳以上までの人数と平均年齢 | ご本人と近い年代の方がいるか |
| 入居期間別の人数 | 6か月未満から15年以上までの人数 | 長く暮らしている方が多いか、入れ替わりが多いか |
| 入居率 | 入居者数を定員で割った割合(入院などで一時的に不在の方も含む) | 部屋がどのくらい埋まっているか |
これらは書類を書いた日(記入日)時点の数字です。入居者の数が少ない施設では、数人の入れ替わりで割合が大きく動きます。1枚の数字だけで良し悪しを決めず、見学で聞いたことと合わせて考えてください。
前年度の退去者と退去先
- 退去先別の人数自宅等・社会福祉施設・医療機関・死亡・その他に分けて、前の年度に退去した人数が書かれる
- 「死亡」が多いその施設で最期まで過ごした方が多い可能性がある。看取りの方針とあわせて聞いてみる
- 「医療機関」が多い医療が必要になって入院し、そのまま退去する流れが多い可能性がある。どんな処置まで対応できるかを確かめる
- 生前解約の状況施設側の申し出と入居者側の申し出に分けて、人数と理由の例が書かれる。施設側の申し出がある場合は、どんな理由だったかを聞いてみる
退去先の数字からは、ひとりひとりの事情までは分かりません。「医療機関」の中には、ご本人やご家族が入院を選んだ場合も含まれます。数字は質問のきっかけとして使い、理由は施設に直接たずねるのが確実です。
職員の人数・夜勤・協力医療機関
- 職種別の人数看護職員・介護職員などの人数が、常勤と非常勤に分けて書かれる
- 夜勤の人数夜勤の時間帯と、夜勤をする看護・介護職員の平均人数と最も少ないときの人数が書かれる。夜に何人で何人の入居者を見ているかの目安になる
- 前年度の採用者数・退職者数職員の入れ替わりの多さの目安になる
- 経験年数その仕事に就いて何年の職員が何人いるか
- 介護付きの場合の配置比率契約上の比率(例:3:1以上)と、記入日時点の実際の比率の両方が書かれる
- 協力医療機関名前と協力の内容が書かれる。訪問診療に来てもらえるのか、入院を受けてもらえるのかは、内容の欄で確かめる
費用の内訳・前払金・契約の形
| 契約の形 | しくみ |
|---|---|
| 利用権方式 | 住む部分と、介護や生活支援などのサービスの部分の契約が一体になっている |
| 建物賃貸借方式 | 一般の賃貸住宅と同じ住まいの契約で、住む部分とサービスの部分の契約が別々になっている |
| 終身建物賃貸借方式 | 建物賃貸借の特別な形で、都道府県知事の認可を受けたもの。入居者が亡くなったときに契約が終わる |
費用の欄には、月々の家賃・管理費・食費などの内訳と、入居時に前払金を払う場合の算定の根拠が書かれます。前払金がある場合は、想定居住期間(償却する月数)、初期償却率、途中で退去したときの返還金の計算の仕方、返還のための保全措置の方法を確かめます。入居から3か月以内に契約が終わった場合の返還には、法律で決まりがあります。
「居住の権利形態」の欄には、次の3つのどれかが書かれています。
確かめた公的な資料
- 有料老人ホームの設置運営標準指導指針について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000083170.html
- 有料老人ホーム設置運営標準指導指針・重要事項説明書の様式(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001481758.pdf
- 有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅(有料老人ホーム該当)一覧(大阪府)https://www.pref.osaka.lg.jp/o090100/koreishisetsu/sidou/yuurixyousakoujixyu.html
- 令和8年度 重要事項説明書・情報開示事項一覧等の提出について(大阪市)https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000682034.html
ご相談の前にそろえておくと、話が早いもの
- 候補の施設の重要事項説明書
- 気になった数字と聞きたいことのメモ
- ご本人の要介護度と医療の処置
- ひと月の予算と、前払金に出せる額
分からない項目があっても大丈夫です。分かる範囲でお聞かせください。
皇寿にご相談いただくと
皇寿株式会社(大阪市北区)/高齢者住まい事業者団体連合会(高住連)届出紹介事業者 届出番号 23-0580
最終更新:2026年10月17日 / 編集:皇寿株式会社(大阪市北区・高齢者住まい事業者団体連合会 届出紹介事業者 23-0580)。制度の細かい条件は変わることがあるため、最終的には市区町村・施設などでご確認ください。
よくあるご質問
Q重要事項説明書は、契約する前にもらえますか?
はい。入居の相談があったときに渡すことになっている書類なので、見学や相談の段階で頼んで構いません。
Q退去先の「死亡」が多い施設は、避けたほうがいいですか?
いいえ、一概には言えません。その施設で最期まで過ごした方が多いことを表している場合もあります。看取りの方針や医療の体制とあわせて施設に聞いてみてください。
Q書いてある職員の人数は、今もそのままですか?
書類の数字は記入日時点のものです。入居を考えるときは、今の職員の体制や夜勤の人数を、見学のときに改めて確かめてください。
こうした手続きや調整の大変なところは、皇寿がまとめてお引き受けします。
施設探しと空きの確認、病院・ケアマネジャー・施設との段取り、見学の同行、入居までの手続きの準備まで、相談員が一緒に進めます。何から手をつければいいか分からない段階でも、そのままお電話ください。ご家族の費用はかかりません。
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