ご本人の状況から探す
在宅酸素を使っている親が入れる老人ホームはありますか?

まず結論
- 1流量は医師の指示で決まる
- 2火気は2m以内に置かない
- 3機器は業者が配達・点検
在宅酸素を使っている方も、老人ホームに入れる場合があります。酸素の流量は医師の指示で決まり、施設の職員の判断で変えることはできません。介護職員は、指示された流量に合わせる準備や、ずれたカニューレを元に戻すことなどはできますが、酸素吸入の開始と停止は医師・看護職員・ご本人が行うと厚生労働省の通知で示されています。
酸素濃縮装置と酸素ボンベ
| 機器 | しくみ | 施設で確かめること |
|---|---|---|
| 酸素濃縮装置 | 電気で空気から酸素を濃くして送る。部屋に置いて使う | 置き場所、電源、電気代の扱い、停電のときの備え |
| 酸素ボンベ(携帯用) | 酸素をつめたボンベ。外出や通院、停電のときに使う | 予備の本数の置き場所、交換の受け取り |
| 液化酸素 | 液体の酸素を容器から使う方式 | 施設で使えるか、補充の方法 |
機器は、主治医の医療機関を通じて酸素の業者から用意されるのが一般的で、施設に入ってからも業者が配達や点検に来ます。入居の前に、業者に新しい住所と入居日を伝え、機器を運び込む日を施設と決めておきます。
火気の決まり
- 酸素濃縮装置などを使っている間は、装置の周り2m以内に火気を置かない
- 酸素を吸っている間は、たばこを絶対に吸わない
- 高い濃度の酸素を吸っているときに火を近づけると、チューブや衣服に燃え移り、重いやけどや火事の原因になる
- 取扱説明書どおりに使えば、酸素が原因で燃えることはないので、こわがりすぎず医師の指示どおりに吸う
厚生労働省と大阪市消防局が、このように注意を呼びかけています。喫煙される方や、居室で火を使う家電がある場合は、施設のルールとあわせて事前に相談してください。
流量と、介護職員ができること
| 介護職員ができること(令和4年の通知) | 介護職員ができないこと |
|---|---|
| 酸素を流していない状態で、医師から指示された流量に設定する | 指示と違う流量に変えること |
| 酸素を流していない状態で、マスクやカニューレをつける準備をする | 酸素吸入を始めること・止めること(医師・看護職員・ご本人が行う) |
| 吸入を終えたあとの片付け | 流れている酸素のマスクをつける・吸入中のマスクを外すこと |
| 加湿びんの蒸留水の交換、機器の拭き取り | 息苦しさを見て流量を判断すること |
吸入中にマスクやカニューレがずれて、ご本人が手足の不自由や睡眠中などで自分で戻せないときに、元の位置に戻すことも、医行為にはあたらないと示されています。
息苦しさが強いとき、酸素の値(パルスオキシメーターの値)が指示の範囲より低いときは、介護職員は医師か看護職員に連絡します。安静時・動くとき・寝ているときで流量が違う指示の方は、その内容を施設に書面で伝えてください。
見学や問い合わせで確かめる質問
- 酸素濃縮装置を居室に置けますか。電気代はどうなりますか
- 停電のときや、機器の警報が鳴ったときに、誰がどう対応しますか
- 夜間に息苦しさが出たとき、看護職員や主治医に連絡できますか
- 通院や外出のときのボンベの準備を手伝ってもらえますか
- 業者の配達・点検の受け入れはできますか
業者への連絡や機器の運び込みの日取り、施設との段取りは、紹介会社にまとめて頼むこともできます。
確かめた公的な資料
- 在宅酸素療法における火気の取扱いについて(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000003m15_1.html
- 医薬品・医療機器等安全性情報 No.340「在宅酸素療法における火気の取扱いについて」(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000185503.pdf
- 在宅酸素療養時の火災にご注意ください!(大阪市消防局)https://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000289971.html
- 医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(その2)(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/001486239.pdf
ご相談の前にそろえておくと、話が早いもの
- 酸素の流量の指示(安静時・動くとき・寝ているとき)
- 使っている機器(濃縮装置・ボンベ・液化酸素)
- 酸素の業者の名前と連絡先
- 主治医と通院先
- 喫煙の有無
分からない項目があっても大丈夫です。分かる範囲でお聞かせください。
皇寿にご相談いただくと
皇寿株式会社(大阪市北区)/高齢者住まい事業者団体連合会(高住連)届出紹介事業者 届出番号 23-0580
最終更新:2026年10月17日 / 編集:皇寿株式会社(大阪市北区・高齢者住まい事業者団体連合会 届出紹介事業者 23-0580)。制度の細かい条件は変わることがあるため、最終的には市区町村・施設などでご確認ください。
よくあるご質問
Q息苦しそうなとき、施設の職員が酸素の量を上げてくれますか?
流量は医師の指示で決まるため、職員の判断で変えることはできません。状態に応じて量を変える指示がある場合は、その内容を主治医に書いてもらい、施設と共有します。
Q酸素の機器は、施設に持ち込めますか?
持ち込める施設もありますが、置き場所や電源、電気代の扱いは施設ごとに違います。入居前に業者と施設で運び込みの日を決めます。
Qたばこをやめられません。入れる施設はありますか?
酸素を吸っている間の喫煙は、やけどや火事につながるため、厚生労働省や消防も強く注意しています。施設の喫煙のルールとあわせて、主治医と施設に率直に相談してください。
こうした手続きや調整の大変なところは、皇寿がまとめてお引き受けします。
施設探しと空きの確認、病院・ケアマネジャー・施設との段取り、見学の同行、入居までの手続きの準備まで、相談員が一緒に進めます。何から手をつければいいか分からない段階でも、そのままお電話ください。ご家族の費用はかかりません。
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