ご本人の状況から探す
親が胃ろうになりました。受け入れてくれる老人ホームはありますか?

まず結論
- 1注入は看護職員か認定介護職員
- 2状態の確認は看護職員だけ
- 3注入の時間に誰がいるか
胃ろうからの栄養の注入は医療的な行為で、施設では看護職員か、喀痰吸引等研修を終えて都道府県の認定を受けた介護職員が、医師の指示のもとで行います。ただし、胃ろうのまわりの皮膚や状態に問題がないかの確認は、看護職員(または医師)が行う決まりです。そのため受け入れられるかどうかは、施設の種類よりも「注入の時間帯に、誰がいるか」で決まり、施設ごとに違います。
胃ろうの栄養の注入は、誰がしてよいか
| 行う人 | できること | 条件 |
|---|---|---|
| 看護職員(看護師・准看護師) | 注入の準備から開始・終了・胃ろうの状態の確認まで | 医師の指示 |
| 認定特定行為業務従事者(研修を受けた介護職員) | 胃ろう・腸ろうからの栄養の注入 | 喀痰吸引等研修を終えて都道府県の認定証を持ち、勤め先が都道府県に事業者として登録されていること |
| 介護福祉士 | 実地研修を終えた行為(登録証に書かれたもの) | 勤め先が登録喀痰吸引等事業者であること |
| 研修を受けていない介護職員 | 注入そのものはできない。準備と片付け(注入の開始・停止を除く)は可 | 医師・看護職員との連携のもとで |
たんの吸引と経管栄養(胃ろう・腸ろう・鼻からのチューブ)は、医師の指示のもとで行う医療的な行為です。平成24年4月から、社会福祉士及び介護福祉士法の改正により、一定の研修を受けた介護職員も、条件を満たせば行えるようになりました。
介護職員が注入する場合でも、厚生労働省の通知で、胃ろう・腸ろうの皮膚のただれや肉芽などに問題がないことの確認は、医師か看護職員が行うことになっています。また、胃や腸の内容物をチューブから引いて状態を見て、予定どおり注入するかを判断することも、医師か看護職員の役目です。
施設の種類ごとの傾向
| 施設 | 看護職員の決まり | 胃ろうの方を受けるときの見どころ |
|---|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 看護職員を置く決まりがある | 夜も看護職員がいるとは限らない。夜の注入を誰がするかを聞く |
| 介護付き有料老人ホーム | 入居者30人までは常勤換算で1人以上の看護職員を置く決まり | 夜間に看護職員がいるか、電話で呼べる体制かは施設ごとに違う |
| 住宅型有料老人ホーム・サ高住 | 建物としての看護職員の決まりはない | 外部の訪問看護や、併設の事業所の認定を受けた介護職員が入る形になる。毎回の注入に来てもらえるかを確かめる |
| グループホーム | 看護職員を置く決まりはない | 医療連携の体制があるかを確かめる。胃ろうの方の受け入れは個別の相談になる |
同じ種類の施設でも、看護職員の勤務時間や、研修を終えた介護職員の人数で受け入れの判断が変わります。「胃ろうは受け入れ可」という案内だけで決めず、ご本人の注入の回数と時間を伝えて確かめてください。
夜間と、注入の時間帯
- 注入の回数と時間1日に何回、何時から何時まで注入するか。朝早い時間や夜遅い時間の注入は、看護職員がいない時間に当たることがある
- 夜間に注入やお水の追加があるか夜に行うなら、夜勤の職員の中に認定を受けた介護職員がいるか
- たんの吸引も必要か胃ろうの方は吸引が必要なこともある。吸引の回数と夜間の有無も一緒に伝える
- トラブルのときチューブが抜けた、詰まった、漏れたときに、夜間でも看護職員や医師に連絡できるか
見学や問い合わせで確かめる質問
- 注入は誰がしますか(看護職員か、認定を受けた介護職員か、外部の訪問看護か)
- 朝・昼・夕の注入のそれぞれの時間に、その人はいますか。土日や夜間はどうですか
- 研修を終えた介護職員は何人いて、施設は都道府県に登録していますか
- 栄養剤は誰が用意し、費用はどうなりますか(医師の処方か、自分で買うか)
- カテーテルの定期的な交換は、どこの医療機関で行いますか
- 口から食べる練習(少しでも味わうこと)を続けたい場合、相談できますか
大阪府は、喀痰吸引等の業務の登録を受けた事業者の一覧をホームページで公示しています。こうした空きの確認や、病院・施設との段取りは、紹介会社にまとめて頼むこともできます。
確かめた公的な資料
- 喀痰吸引等制度について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/index.html
- 社会福祉士及び介護福祉士法の一部を改正する法律の施行について(喀痰吸引等関係)(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/001596951.pdf
- 原則として医行為ではない行為について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/gensoku_ikoui.html
- 喀痰吸引等(たんの吸引等)の制度について(大阪府)https://www.pref.osaka.lg.jp/o090100/koreishisetsu/tan/index.html
ご相談の前にそろえておくと、話が早いもの
- 注入の回数と時間(栄養剤の名前と量)
- たんの吸引の有無と回数
- 胃ろうの種類と、前回・次回の交換の時期
- 主治医と、交換をしている医療機関
- 要介護度とひと月の予算
分からない項目があっても大丈夫です。分かる範囲でお聞かせください。
皇寿にご相談いただくと
皇寿株式会社(大阪市北区)/高齢者住まい事業者団体連合会(高住連)届出紹介事業者 届出番号 23-0580
最終更新:2026年10月17日 / 編集:皇寿株式会社(大阪市北区・高齢者住まい事業者団体連合会 届出紹介事業者 23-0580)。制度の細かい条件は変わることがあるため、最終的には市区町村・施設などでご確認ください。
よくあるご質問
Q介護職員しかいない夜に、胃ろうの注入をしてもらえますか?
研修を終えて認定を受けた介護職員が夜勤にいて、施設が都道府県に登録していれば、医師の指示のもとで注入できます。ただし、胃ろうの状態の確認は看護職員が行うため、その確認をいつ誰がするかも含めて施設に確かめてください。
Q胃ろうでも、住宅型有料老人ホームやサ高住に入れますか?
入れる場合があります。建物に看護職員を置く決まりはないため、外部の訪問看護や、併設の事業所の介護職員が注入を担う形になります。毎回の注入に人が来られるかで判断が変わります。
Q鼻からのチューブ(経鼻経管栄養)の場合は違いますか?
介護職員が注入する場合でも、チューブが正しく胃に入っているかの確認は医師か看護職員が行います。胃ろうより確認の手間が多いため、受け入れの判断が分かれることがあります。
Q退院までに胃ろうの施設を見つけたいです。何から始めればいいですか?
病院の相談員から、注入の回数と時間、吸引の有無、栄養剤の種類を書いたものをもらい、それを候補の施設に伝えて受け入れを確かめるのが近道です。
こうした手続きや調整の大変なところは、皇寿がまとめてお引き受けします。
施設探しと空きの確認、病院・ケアマネジャー・施設との段取り、見学の同行、入居までの手続きの準備まで、相談員が一緒に進めます。何から手をつければいいか分からない段階でも、そのままお電話ください。ご家族の費用はかかりません。
24時間受付・通話無料
電話で相談する 0120-25-0510 AIに状況を相談する




