施設の種類を知る
老健に入ったけれど「いつまでいられるのか」が分からない。

まず結論
- 1自宅に戻るための施設
- 2少なくとも3か月ごとに検討
- 3退所後の住まいを早めに
老健(介護老人保健施設)は、リハビリなどを受けて自宅での生活に戻ることを目指す介護保険の施設です。法律に「何か月まで」という期限はありませんが、施設は入所者が自宅で暮らせるかどうかを定期的に話し合うことになっていて、国の通知では少なくとも3か月ごとに行うとされています。入所したときから、退所後の住まいを並行して考えておくと慌てずにすみます。
老健はどんな施設か
老健は、病状が安定した要介護1〜5の方が、医師の管理のもとで、リハビリ・看護・介護を受けながら、自宅での生活に戻ることを目指す施設です。病院から退院したあと、すぐに自宅に戻るのが難しいときの「中間の施設」として使われることが多いです。要支援1・2の方は利用できません。
老健には、自宅に戻る方の割合やリハビリの体制などによって、「超強化型」「在宅強化型」「加算型」「基本型」「その他型」といった区分があります。区分によって、自宅への復帰にどれだけ力を入れているかや、入所期間の傾向が違います。
「3か月ごとの判定」の正体
- 検討の結果、自宅に戻れると判断されれば、退所の準備(家の環境、在宅サービスの手配)に進む
- まだリハビリが必要と判断されれば、入所を続けることがある
- 自宅に戻るのが難しいと判断されれば、施設から次の住まいを考えるよう話がある
老健の運営の基準(厚生労働省令)では、施設は入所者の心身の状況・病状・置かれている環境に照らして、自宅で日常生活を送れるかどうかを定期的に検討し、その内容を記録しなければならないとされています。検討は、医師・看護職員・介護職員・支援相談員・ケアマネジャーなどが話し合って行います。
国の解釈通知では、この検討は状態に応じて随時行うものの、少なくとも3か月ごとには行うこととされています。よく言われる「老健は3か月」は、この定期的な検討のことで、「3か月たったら必ず退所」という決まりではありません。
入所期間は施設によって大きく違う
厚生労働省の介護サービス情報公表システムの説明でも、平均の入所日数が約80日の施設もあれば、約290日の施設もある例が示されています。自宅に戻る方の割合が高い施設ほど、入所期間は短くなる傾向があります。
入所の前に、その施設の平均的な入所期間と、「3か月ごとの検討」でどんな判断をしているかを聞いておくと、見通しが立てやすくなります。施設ごとの在宅復帰の状況は、介護サービス情報公表システムでも調べられます。
次の住まいを早めに探す理由
- 自宅に戻るのが難しい場合、特養は申し込んでもすぐに入れるとは限らない
- 有料老人ホームやサ高住も、ご本人の医療の処置・認知症の状態・予算に合う空きを見つけるまで時間がかかることがある
- 見学・面談・書類の準備・契約に、ご家族の時間が必要になる
- 老健にいる間に、リハビリでどこまで回復したかが分かるので、次の住まいに必要な介護の量を見極めやすい
退所の話が出てから探し始めるより、入所したころから候補を考えておくほうが、ご本人に合う所を選びやすくなります。こうした調整(空きの確認・老健の相談員や施設との段取り)は、紹介会社にまとめて頼めます。
確かめた公的な資料
- 介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準 第8条(e-Gov法令検索)https://laws.e-gov.go.jp/law/411M50000100040
- 第5回社会保障審議会介護給付費分科会資料(運営基準と解釈通知の抜粋「少なくとも三月ごと」)(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/02/s0213-3/s0213-3b2.html
- 介護老人保健施設(老健)の情報の見方(厚生労働省 介護サービス情報公表システム)https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/care_services_guide/care_services_guide_service18.html
- 介護老人保健施設(大阪市)https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000495904.html
ご相談の前にそろえておくと、話が早いもの
- 老健の支援相談員の名前と連絡先
- 直近の検討(カンファレンス)で言われたこと
- リハビリ後の今の状態(歩行・食事・排せつ・認知症の症状)
- 退所後の住まいの希望とひと月の予算
分からない項目があっても大丈夫です。分かる範囲でお聞かせください。
皇寿にご相談いただくと
皇寿株式会社(大阪市北区)/高齢者住まい事業者団体連合会(高住連)届出紹介事業者 届出番号 23-0580
最終更新:2026年10月17日 / 編集:皇寿株式会社(大阪市北区・高齢者住まい事業者団体連合会 届出紹介事業者 23-0580)。制度の細かい条件は変わることがあるため、最終的には市区町村・施設などでご確認ください。
よくあるご質問
Q老健は3か月で必ず出なければいけませんか?
法律で「3か月まで」と決まっているわけではありません。少なくとも3か月ごとに、自宅に戻れるかを施設で話し合うことになっていて、その結果で入所が続くこともあります。目安は施設ごとに違うので、入所時に聞いておいてください。
Q老健から別の老健に移ることはできますか?
移る先の老健が受け入れるかどうかで決まります。老健は自宅に戻ることを目指す施設なので、移る理由とリハビリの目標を、移る先に説明することになります。
Q老健にいる間に、特養や有料老人ホームに申し込めますか?
はい、申し込めます。特養の申し込みには、老健のケアマネジャーなどが書く入所選考調査票が必要になるのが一般的です。有料老人ホームは見学や面談の日程を、老健の相談員と調整して進めます。
こうした手続きや調整の大変なところは、皇寿がまとめてお引き受けします。
施設探しと空きの確認、病院・ケアマネジャー・施設との段取り、見学の同行、入居までの手続きの準備まで、相談員が一緒に進めます。何から手をつければいいか分からない段階でも、そのままお電話ください。ご家族の費用はかかりません。
24時間受付・通話無料
電話で相談する 0120-25-0510 AIに状況を相談する
